ニイタカヤマノボレ日本帝国の崩壊

ドキュメンタリー。語り:山崎直樹。ナレーション:平光淳之助

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説明

ニイタカヤマノボレニッポンテイコクノホウカイ/監修:大宅壮一。脚本:岡田弘。音楽:別宮貞雄・渋谷欣吾。太平洋戦争中心に軍国主義日本の東京裁判までを描くドキュメンタリー。昭和3年、張作霖暗殺、済南事件を経て、関東軍は中国大陸で巧妙に軍事作戦を拡大し満州事変が勃発した。戦火が拡大しつつあるさなか、日本では5・15事件、2・26事件が起って犬養総理が暗殺され、軍部の発言力は強大に。昭和12年、軍部の中国大陸に対する野心は蘆溝橋での日中両軍の衝突を機に、日支事変が勃発。欧州でもナチス・ドイツのポーランド侵攻で英仏は対独宣戦を布告、第二次世界大戦へと拡大する。昭和16年、中国での戦争が長期化するにつれて日米関係は悪化の一途を辿り、アメリカは在米日本資産凍結令、対日航空機用ガソリン禁輸などの措置をとり、日本は戦争への決意を固める。12月1日、御前会議で対米開戦が決定、翌2日、山本連合艦隊司令長官から「ニイタカヤマノボレ一二〇八」の電報が機動部隊へ発せられた。日本は中国での戦争を続けながら、太平洋戦争に突入していく。12月8日真珠湾奇襲作戦は成功したものの、底の浅い日本の経済では長期戦を支えきれず、やがてガダルカナル島の撤退、アッツ島の玉砕と戦局は日本に不利になっていった。打開すべくとられた特攻作戦も戦局を挽回するに至らずサイパン島、硫黄島守備隊の全滅、B29の本土空襲、そして、昭和20年8月6日、広島への原爆投下、9日の長崎への原爆投下がアメリカ軍によって決行。軍部はここに米・英・中三国によるポツダム宣言を受諾、無条件降伏となり8月15日終戦。昭和23年11月12日、東京裁判でA級戦犯に対する判決。絞首刑7名、終身禁固16名、有期禁固2名という宣告に、大日本帝国軍国主義は完全に崩壊する。高校2年生の3学期にリアルタイムで観賞したが映画館はガラガラ。1968年1月27日~2月13日丸物東宝。併映「ハワイ・マレー沖海戦」リバイバル。【サイズ:B2】【年代:1968年】