説明
ナイアガラ/製作・脚本:チャールズ・ブラケット。音楽:ソル・カプラン。監督:ヘンリー・ハサウェイ。マリリン・モンロー主演。タイトルのナイアガラ・ロケが圧巻で観光サスペンス・ミステリー。少なくともキャリロン塔鐘楼上の殺人の場面までは一気に見させられる。会社の慰安に遅い新婚旅行を兼ねて瀑布を訪れた若い夫婦。本来泊まるはずのロッジには、別の夫婦客がいた。夫ジョージ(ジョセフ・コットン)は気分が悪くて寝ている、と告げた妻モンローは買物に出かけたはずなのに、滝での愛人との逢引きを新婚夫婦に目撃される。モンローは愛人と結託してジョージを自殺に見せかけて殺害しようとするが、逆に愛人がジョージに殺されて夫は姿を消す。そして若夫婦の妻(ジーン・ピータース)の前に姿を現わすコットン。彼はピータースに真相を告白する。滝壷に落ちたのは愛人の方だった、と。そうとは知らないモンローは夫の捜査願いを出すが、後に死体安置所で愛人の死体を見つけて気絶する。夫はカトラーの新妻ピータースを殺しそうになる。モンローの企みに気づいていたジョージは、シカゴに逃げようとしたローズを追いつめる。女房に復讐しようと町の観光名所であるキャリロン塔に追い込み、スカーフでモンローを絞め殺す。ラストはボートで逃げようとした夫は滝つぼへ落ちてピーターズはヘリコプターで救出される。マリリンが愛唱歌の『キス』を口ずさむシーンやモンロー・ウォ―クと言われるモンローの後ろ姿などのセックス・アピールが魅力となり世界的なスターにブレイクする作品となる。1953年7月1日~7日豊橋第一劇場、併映「ちゃんばら手帖」。1954年6月22日~28日豊橋メトロ劇場、併映「ボルジア家の毒薬」。【サイズ:B5パンフレット】【年代:1953年】