説明
ドーバーカイキョウサツジンジケン/原作:アガサ・クリスティー「無実はさいなむ」。脚本:アレクサンダー・スチュワート。音楽:デイヴ・ブルーベック。監督:デスモンド・デイヴィス。アガサ・クリスティ原作の映画化で殺人罪で処刑された人物の無実を証明しようとする科学者の捜査を描くミステリーサスペンス。今回は名探偵パウロではなく科学者のドナルド・サザーランドが主人公。大富豪アーガイル家の女主人が何者かに殺害され、その息子が犯人として絞首刑に処される。事件に疑いを持った探索家カルガリー教授は、彼の無実を証明するため調査を開始する。捜査のヒュイッシュ警視(マイケル・エルフィック)は、余計なことをするなという。長女メリー(サラ・マイルズ)は母の反対を押し切ってフィリップ(イアン・マクシューン)と結婚。フィリップは今車椅子の生活、メリーは酒びたり。次女のティナ(フィービー・ニコルズ)と長男ミッキー(マイケル・マロニー)は、血はつながっていないが、愛しあって同棲。リーオはグウェンダと関係しており、全員に殺人動機。はなつまみ者だったジャッコが犯人として処刑されたことは、一家にとって好都合だった。キャルガリーは一家に迷惑がられながら、話を聞いて廻わった。ティナが殺され、フィリップが二番目の犠牲者。キャルガリーは皆の話を総合して、ジャッコがやはり主謀者で彼に愛を感じていたカースティンが実際にレイチェルを殺害し、ティナ、フィリップも口封じに殺したことをつきとめた。カースティンは崖から身投げする。1984年12月22日公開、広小路スカラ座3、併映「ゴールドパピヨン」。【サイズ:B2&1985年正月映画広告:東愛知新聞】【年代:1984年】