トレイダー・ホーン

ロッド・テーラー/アン・ヘイウッド、ジャン・ソレル、エド・バーナード、スタック・ピアース

説明

トレイダー・ホーン/原作:エドワード・ハーバー。脚本:ウイリアム・ノートン、エドワード・ハーバー。音楽:シェリー・マン。監督:レザ・S・バディ。1931年製作のリメイク。不気味なペンダントの秘密を求めてアフリカ奥地に分け入る探検隊の冒険を描くアドベンチャー。原題のトレイダーは、蛮地で原住民と物々交換をする交易商人の事で「ホーン」は主人公の名前。第1次世界大戦中、アフリカ原住民との交易ベテランのアルバート・ホーン(ロッド・テイラー)が、イギリス領内の本拠地に帰ると、英軍のシンクレアー大佐(ドン・ナイト)が待ち構え、敵国ドイツ領内での取引は反逆行為だと非難、敵領内に英軍の案内するよう要求。ホーンは拒否したために逮捕されそうになったが、忠実な従者アパキ(エド・バーナード)の機転で脱出し、再びアフリカへと向かう。同業者のエミール・デュモン(ジャン・ソレル)と会ったホーンは、パリからきたニコル(アン・ヘイウッド)に紹介された。彼女は奇妙な蛇のデザインがあるプラチナのペンダントを持っていた。ホーンは、このプラチナの鉱山を探す一行のガイドを頼まれ、後を追ってきたシンクレアー大佐率いる英軍の攻撃によってエミールが傷ついたため、仕方なく同行。ジャングルや湿地を横切り、昼夜の猛獣危険にさらされ、イギリス兵の追跡やドイツ軍のパトロール隊の眼を逃れなければならない旅は、初めてのニコルにはきつかった。やがてウンボパと名乗るノッポのワッシ人が一行に加わった。ウンボパの案内でやっと死の砂漠を乗り切った一行は、ワッシの里に入った。3人のワッシ人が彼らを迎えたが、ウンボパの体いっぱいに描かれた蛇の入れ墨を見て驚きの眼を見張った。ウンボパこそ彼らの正当の王だった。その入れ墨はニコルのペンダントと同種のデザイン。プラチナ鉱山はこの里にあったのだ。ドイツ軍はいち早くそれを探し当て、ワッシの原住民を駆り立てて採掘。ホーンはウンボパと協力してドイツ軍に決戦を挑む。ウンボパの希望通り鉱山閉鎖に成功したが、エミールは身を持って坑道爆破を敢行し犠牲となる。ホーンも傷ついたが救出されウンボパの戦士に護られて帰途についた。そこへシンクレアー大佐らが到着したが、すでにドイツ兵掃討の目的が達せられている事を知り、黙ってそのまま引き返しワッシの里も静けさを取り戻す。1973年9月公開だが豊橋市では名画座・ロキシー・スカラ座とも1973年~1975年には未公開。【サイズ:B2】【年代:1973年】