チンピラ

大沢たかお/ダンカン、石橋凌、青山知可子、片岡礼子、寺島進、光石研

説明

チンピラ/原作・脚本:金子正次。脚本:森岡利行。監督:青山真治。1984年公開の「チ・ン・ピ・ラ」のリメイク版。1984年はプラザ合意の前で、高度経済成長が終わって久しく、日本は新たな成長戦略が見通せずに不景気だったころ。この作品は1991年ごろから始まったバブル崩壊のあとで、同じく成長戦略が見えなかったころの作品。ヤクザ映画というよりは青春映画。ヤクザに憧れる四国生まれの藤川洋一(大沢たかお)は、ヤクザにはなりたくないが普通も嫌だというチンピラの梅沢道夫(ダンカン)と知り合い、ヤクザが経営するクラブで働く。洋一はクラブの店長の女を庇ってその女と肉体関係になり、道夫はその上のヤクザの女に誘惑されて肉体関係になった。洋一はそのヤクザに助けられたことがあったので詫びを入れた。ヤクザは洋一を助けたときの覚醒剤中毒の男に殺された。道夫はヤクザの金を奪って女と逃走。さらに女はその金を奪って道夫の元を去った。金は指を詰めて返そうとふたりは話し合ったものの道夫は殺されてしまった。洋一は道夫が自分の世話をしてくれた恩義を返そうと、待ち構えていたヤクザを皆殺しにした。1996年12月21日公開、上映実績未調査。【サイズ:B2】【年代:1996年】