説明
ダラスノアツイヒ／脚本：ダルトン・トランポ。音楽：ランディ・エデルマン。監督：デイヴィッド・ミラー。バート・ランカスター主演のサスペンスドラマ。１９６３年テキサス州ダラスで起きたケネディ大統領暗殺事件を陰謀劇に仕立て上げた作品。元CIAの高官の呼びかけで、タカ派の政財界の大物が集まった。彼らは、リベラルな政治を推進するジョン・Ｆ・ケネディに危機感を覚え、彼の暗殺を画策する。そして、暗殺チームを編成する一方、オズワルドという男を犯人に仕立て上げようとする。リー・ハーベイ・オズワルド－－元海兵隊員。ロシア修得後ソ連に渡り、2年間過ごす。表向きは社会主義者を装っていたが、実はＦＢＩ（連邦検察局）の下級スパイ。元軍人フォスター（ロバート・ライアン）は、オズワルドの”左翼の顔”を”極右の顔”にデッチあげるための状況を設置。暗殺本部では決行日の通信の撹乱、ライフルマンの位置、オズワルドを犯人に仕立て上げるための証拠づくりが検討される。元ＣＩＡフォーリントン（バート・ランカスター）はオズワルドそっくりの男（ジェームス・マッコール）を雇い、オズワルドの奇行を印象づけるための行動をさせる。11月22日大統領をひと目見ようと、人々はダラスのパレード・コースの沿道を埋めた。アメリカの、そして全世界の歴史に悲劇的なプロローグをもたらす決定的な瞬間が、数時間後に迫っていることも知らずに…。3人の殺し屋が断定の位置についた。その3人が結ぶ三角形ラインの真ん中に大統領の車が入った。午後1時30分－－銃口が火を吹いた。大統領の後ろ首に血が滲み、数秒後、2発目が隣のコナリー州知事の背中。さらに致命弾が大統領の前頭部へ命中。オズワルドは計画通り逮捕されたが、2日後、暗殺計画本部より仕向けられたジャック・ルビー（オスカー・オンシティ）によって射殺される。実際のニュースフィルムを多用してドキュメンタリー要素を強く仕上げている。１９７４年３月３０日～４月２６日、広小路スカラ座、併映「アマゾネス」。【サイズ：B2ポスター】【年代：1974年】
