説明
ダイヤルMヲマワセ!/原作・脚本:フレデリック・ノット。製作・監督:アルフレッド・ヒッチコック。音楽:ディミトリ―・ティオムキン。グレース・ケリー主演のサスペンス。妻の殺害を企む男の完全犯罪計画の行方を描く。元テニス選手のトニー(レイ・ミランド)は資産家の娘である妻マーゴ(グレース・ケリー)とロンドンで暮らしているが、2人の仲は冷え切っていた。マーゴが作家のマークと不倫していることに気づいたトニーは、彼女を殺して財産を奪おうと考え、前科持ちの友人スワンに殺害を依頼。自分はマーゴの不倫相手マーク(ロバート・カミングス)とパーティへ出かけ、その間に旧友の悪党レズゲートに妻を殺させようというアリバイを作り、その間にスワンが夫妻の自宅へ侵入してマーゴを襲うが、思わぬトラブルが発生。マーゴが逆にレズゲートをハサミで刺し殺してしまった。思わぬ展開に焦りを隠せないトニーは、実はマーゴが不倫をネタに脅迫されており、そのためにレズゲートを殺したというシナリオに変更する事にする。元が舞台劇だけに、ほとんどの舞台となるアパートの造りを上手く利用した構成は巧みで、鍵をはじめとする小道具の使い方が見事。レイ・ミランド好演、グレース・ケリーはいつもながら美しく、事件の“鍵”を見つける警部に扮したジョン・ウィリアムズがいい味。後年マイケル・ダグラス主演でリメイク。1955年2月17日~23日豊橋メトロ劇場、併映「征服されざる人々」。【サイズ:B5パンフレット】【年代:1995年】