説明
ジャコマントテツ/原作:梶野眞三「鰊にしん場」。脚本:黒澤明・谷口千吉。音楽:佐藤勝。監督:深作欣二。高倉健と深作欣二監督コンビは珍しく「狼と豚と人間」「カミカゼ野郎真昼の決斗」の3本だけ。丹波哲郎を相手に堂々の主役を演じて活き活きした動き。1949年三船敏郎主演のリメイク。キャッチ「くたばれジャコ萬、吠えろ鉄!赤銅の満身を彩る血と熱が、北海の大自然を叩き割る! 斧か鉄砲か一発勝負、海鳴りが貴様の悲鳴を消してくれるぜ!!荒れ狂う北海道の寒流に男を賭けた二つの斗魂! 」。北海道カムイ岬を舞台に、ダイナミックな“男の世界”を無類の迫力で叩きつける本格アクション大作。 終戦後間もない北海道カムイ岬。ニシンの季節をむかえ、出稼漁夫(ヤンシュ)たちでごった返す九兵衛(山形勲)の番屋。戦後樺太から引き揚げて以来、前科者の多い出稼漁夫を安く雇ってボロ儲けをしていた。そんなある日、九兵衛の前にジャコ萬(丹波哲郎)という男が現れる。樺太引き揚げの時、九兵衛に船を盗まれソ連に抑留されたジャコ萬は、その恨みをはらさんと、九兵衛の番屋に居座り、大酒を喰らっては暴れ始めた。そんな折、沈没船に乗り合わせ行方不明になっていた息子の鉄(高倉健)が舞い戻る。てっきり死んだものと諦めていた息子の帰還に九兵衛夫婦は狂喜するが、それもつかの間、その夜から血気盛んな荒くれ男二人、ジャコ萬と鉄との大格闘が始まる! 互いの怒りと憎しみを身体でぶつけ合うダイナミック巨編!1964年2月8日~22日豊橋東映、併映 鶴田浩二「次郎長三国志 第3部」。1964年5月5日~12日銀座東映、併映「桃太郎侍」。1964年9月6日~9日南東映、併映「第三の忍者」。【サイズ:B2】【年代:1964年】