説明
コーザノーストラ/脚本:フランチェスコ・ロージ、リノ・ヤヌッツィ、トニーノ・グエッラ、ジェローム・ユドロフ。音楽:ピエロ・ピッチオーン。監督:フランチェスコ・ロージ。ジャン・マリア・ボロンテ主演で描く実在のマフィアの大ボス、ラッキー・ルチアーノの短い生涯を「シシリーの黒い霧」などの社会派フランチェスコ・ロージがドキュメンタリー・タッチで構成した実録ギャング犯罪映画。1946年に50年の刑を9年の服役で終え出所して来たニューヨーク暗黒街のボス、シシリー出身のイタリア系アメリカ人チャールズ・ラッキー・ルチアーノ(ジャン・マリア・ボロンテ)を釈放、生まれた故郷イタリアに送還される。麻薬捜査局のアンスリンジャー長官と捜査官シラグーサは執拗にルチアーノの後を追う。そして黒幕ルチアーノを追って証拠固めをなすべく、ジャンニーニ(ロッド・スタイガー)という男をイタリアへ放っ。彼は麻薬局と犯罪組織の双方に通じたスパイ。情婦コンテッサ(マグダ・コノプカ)を伴ったジャンニーニは、ルチアーノに接近、情報をシラグサに送ったが、逆にルチアーノはコンテッサを利用して、ジャンニーニの目的を察知しニューヨークへ逃れた。そして、ジャンニーニをジョオ・バラキを使って暗殺させた。自分ではいっさい手を下さずに、巨大な組織網を使って巧妙に犯罪を押し進めるルチアーノ“麻薬王”と呼びながら、国際警察はどうしても証拠を掴むことができなかった。そうした当局の焦りを尻目に、1957年10月、ルチアーノは国際的組織の大物たちを集め、マフィアの勢力範囲を拡大し、世界的な麻薬取引をすべてこの国際犯罪組織が支配することを取り決める。ルチアーノは発作に襲われたカポディチノ空港。ルチアーノは、映画企画者の友人を出迎えるために姿を現わすがそこで再びルチアーノは凄まじい発作を引き起こし息を引き取る。1974年10月5日~16日松竹ロキシー、併映「クレージーボーイ突撃大作戦」。【サイズ:B2】【年代:1974年】