説明
クレイマー、クレイマー/原作:エイヴリー・コーマン。脚本・監督:ロバート・ベントン。ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープ共演。離婚と養育権という、現代アメリカが避けて通れない社会問題をハートウォームな人情劇を通して描いた80年の代表作品となる。ニューヨーク・マンハッタン。仕事熱心の会社員テッド・クレイマーは、家事と育児を妻のジョアンナ・クレイマーにすべて押しつけていた。ジョアンナは何か自分が打ち込める仕事をしたいと夫に相談を持ちかけるが、それに対してテッドは、夫が順調にキャリアを重ねて収入が増え、家族の生活にまったく不自由がないのに、何が不満かと言ってとりあわない。ジョアンナはテッドに別れを告げる。8年目にして妻の自立心から破局を迎えた結婚生活。残された夫は幼い息子の面倒を見る。裁判「クレイマー対クレイマー離婚事件」で、結局テッドは「子の最良の利益(best interest of the child)」の原則により敗訴。ビリーの養育権はジョアンナの手に渡ることとなり、ビリーの存在が生きがいであったテッドは悲嘆に暮れる。第52回アカデミー賞5部門(作品・監督・脚色・主演男優・助演女優賞)受賞。第37回ゴールデングローブ賞4部門(作品・脚本・男優・助演女優賞)受賞。豊橋では約2カ月のロードショー。興収も16億円稼ぐ。1980年4月26日~6月20日豊橋名画座、併映「素晴らしき仲間たち」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1980年】