キングコング対ゴジラ

高島忠夫/浜美枝、若林映子、佐原健二、有島一郎、田崎潤、藤木悠、平田昭彦、小杉義男、根岸明美、松村達雄、松本染升

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説明

キングコングタイゴジラ/製作:田中友幸。脚本:関沢新一。音楽:伊福部昭。特撮監督:円谷英二。監督:本多猪四郎。東宝創立30周年記念映画。「ゴジラの逆襲」から7年経過、復活したゴジラは、高度経済成長の中で徹底した陽性のエンタメとしてプロレス的な要素でのダイナミックな魅力を盛り込んだ映画として蘇る。アメリカが生んだスーパーモンスター「キングコング」とのバトルとして描き、ドラマ部分でもライバル会社との視聴率競争に賭ける有島一郎宣伝部長によって経済的な事由で怪獣達をタレント扱いした点にスラップステイック要素が確立する。そこには初期の「ゴジラ」のシリアスなテーマや反戦メッセージは失われている。特撮撮影効果からは撮影構図やミニチュアなど完成度は高い。ゴジラの造形も悪役らしい凶悪さが目立ち、全体像も流線型イメージでパワフルさが強調されてコングとの対比が面白くリアルタイムで観賞した時は小5だったが印象は子供心にすこぶる興奮。勝敗は1勝1敗1分けでラストは熱海城を壊して海中へ転落してコングが南へ向かって「終」。以降ビデオテープ・レーザーデイスク・DVDと画像が改善される毎に購入した履歴、最近の2K・4K映像放送も録画そしてサントラ盤も手元にあり娯楽映画映像遺産として我が家に残る。1962年8月11日~25日豊橋東宝&千歳劇場の2館同時公開、併映 植木等「ニッポン無責任時代」。(但し千歳劇場は8月20日まで)【サイズ:B2&リバイバル東宝チャンピオンまつり】【年代:1962年】