キッズ・リターン

金子賢/石橋凌、丘みつ子、安藤政信、森本レオ、山谷初男、下條正巳、寺島進

説明

キッズ・リターン/脚本・監督:北野武。音楽:久石譲。北野武監督第6作は、「あの夏、いちばん静かな海。」を思わせる哀切な青春劇。落ちこぼれの高校生ふたり組の友情を、ドライなユーモアを交えて描出。ボクサーとヤクザんお別々の道を歩き、それぞれの壁に行き当たる彼らの姿に、青春の終焉と巣立ちを切なげに浮かび上がらせる作品。負けず嫌いのマサルと、おとなしいシンジは自由気ままな高校生。ある日、ケンカで負けたことから、彼らはボクシングを始める。やがてシンジは、その才能を開花させていくが、逆に挫折したマサルはヤクザの世界に足を踏み入れていくが挫折。マサルとシンジだけでなく、他のクラスメイトたちも高校を卒業し、シビアな大人の世界を味わうことになる。マジメな性格のヒロシ(柏谷享祐)は手堅くサラリーマンとなり、喫茶店の看板娘・サチコ(大家由祐子)をゲットした。だが、思った以上に仕事はしんどかった。休み時間にいつもお笑いネタを披露していた漫才コンビ(北京ゲンジ)はお笑いのセンスはないものの、寄席で地道にキャリアを積むことになる。その先は行き止まりかもしれないが、兎にも角にも進んでみるしか彼らには選択肢はない。おそらく、登場キャラクターたちはそれぞれが北野監督の分身なのだろう。ボクサーとしてのストイックな道、一見するとかっこよく思える任侠の道、平凡なサラリーマンの道、そしてお笑いの道。若き日の北野監督が模索しただろうそれぞれの道を、劇中の分身たちがシミュレートしてみせるイメージ。人生はこれからだのメッセージ。1996年7月27日公開。【サイズ:B2ポスター】【年代:1996年】