説明
エアポート80/脚本:エリック・ロス。音楽:ラロ・シフリン。監督:デヴィッド・ロー・ウェルリッチ。ユニバーサル「エアポート」シリーズ第4作。政治的陰謀を暴こうとする者がコンコルドに乗り合わせたことから機体ごと暗殺の標的となってしまう搭乗者たちの危機を描いたシリーズ4作目となるパニック・サスペンス。米国の航空会社として初めて購入したコンコルドが、ベテランのパイロット、ポール(アラン・ドロン)の操縦でフランスから帰国。このニュースは人気キャスター、マギー(スーザン・ブレイクリー)の番組でも取り上げられ、また一方では、彼女の恋人でもある実業家ハリソン(ロバート・ワグナー)の会社が新型攻撃ミサイルを開発という報道。マギーはハリソンの会社による武器の不正輸出を知ってしまい、モスクワへ親善飛行するコンコルドへの搭乗を機にその事実を国外で公表しようとする。ハリソンはミサイルを駆使してコンコルドを攻撃。コンコルドはポールらの操縦テクニックで奇跡的に撃墜の危機を免れる。武器の密売を行う実業家が売上拡大を狙ってコンコルドを撃墜させる政治的陰謀を企てるという物語。スチュワーデスにはシルビア・クリステル、コンコルドには、その日フェデレーション航空のチーフ・パイロット、ジョー・パトローニ(ジョージ・ケネディ)が乗り込み、ポールと機関士のピーター(デイヴィッド・ワーナー)の3人がコックピットに揃つていた。ハリソンの不正の証拠をにぎったマギーは、パリに到着次第、真相を発表する決心をしていたが、信じていた恋人の真の姿を知って動揺していた。空を突き進むコンコルドに、基地から発せられたミサイルが一直線につっ込んできた。それを目にしたポールは、危機一髪、機体をかわす。攻撃をプログラムされたミサイルは尚もコンコルド目がけて攻撃をくり返した。しかし、SOSの発信を受けてやってきた米空軍のF15迎撃戦闘機の救援で“バザード”を撃ち落とすことに成功。計画の失敗を知ったハリソンは、直ちにパリの腹心の部下に急報し、今度は国籍不明のスカイホークからコンコルドめがけてミサイルが発せられた。再び危機に立たされるコンコルドだったが、今度はパトローニが、鮮かな操縦桿さばきでこの危機を乗り切る。1979年12月15日~1980年1月18日豊橋松竹ロキシー、併映クリント・イーストウッド「アルトカラズからの脱出」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1979年】