イタズ 熊

田村高廣/ 桜田淳子、清川虹子、由利徹、辰己柳太郎、草薙幸二郎、中田博久、佐藤B作

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説明

イタズ クマ/ 監修:戸川幸夫。原案・監督:後藤俊夫。脚本:小野竜之助。音楽:佐藤勝。主題歌:イルカ「マタギ」。東映が製作したマタギと呼ばれる熊を主人公にしたドラマ。老マタギ(田村高廣)と少年とイタズ(熊)の出会いを基に生命の大切さを描く。人の手で育てられ野に放たれた子熊が成長し、人と闘わねばならない悲劇的な運命を、丹念な自然描写で綴った動物映画である。 1987年、第42回毎日映画コンクール・日本映画優秀賞。文部省特選。昭和3年、銀蔵が秋田県阿仁村の我が家へ戻って来た。「片耳」と呼ばれる人喰い熊が村を襲う。マタギ(狩人)の誇りにかけて銀蔵が射とめたが、それは掟で殺してはいけないとされている子持ちの母熊だった。1年後、子熊のゴン太は銀蔵の家ですくすくと成長していた。母を奪ったせめてもの罪ほろぼしのつもりだった。ゴン太のいたずらはエスカレートするばかり。田畑や鶏小屋まで荒すようになり、銀蔵は自然の中に帰す決意。一平は別れを哀しんだが、銀蔵と共にゴン太を目隠しし篭に入れて山奥へと連れて行った。それから1年。鉱山の技師長たちが山へ猟に出たとき、突然巨熊が現われた。人間を恐れず近づいてくるのは成長したゴン太。技師長たちは銃を乱射し、頭部に傷を負わしてしまう。やがて、冬が訪れる頃、村は巨熊に襲われ死者も出、キミも大怪我をした。喧嘩をし留置場に入れられていた銀蔵が、巨熊を仕留めるという条件で釈放された。標的がゴン太だと知る彼は、どこかへ行ってしまえと心の中で叫んでいた。雪景色の中、銀蔵は銃をひきゴン太は倒れた。響きわたった銃声に雪崩が起こり銀蔵をのみこんだ。数年後、彼の墓前に佇む一平とキミ。1980年代は「南極物語」「子猫物語」「ハチ公物語」など動物映画がブーム、東映はこのあと1990年に日ソ合作映画でシベリア狼を描く「オーロラの下で」を役所広司主演で製作。1987年9月5日公開豊橋東映シネマ2。【サイズ:B2 3種類】【年代:1987年】