アパッチ砦

ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ/シャーリー・テンプル、ペドロ・アルメンダリス、ワード・ボンド、ヴィクター・マクラグレン、アンナ・リー

説明

アパッチトリデ/原作:ジェームズ・ワーナー・ベラ。脚本:フランク・S・ニュージェント。音楽:リチャード・ベイマー。監督:ジョン・フォード。ジョン・ウェインとジョン・フォード監督コンビによる騎兵隊西部劇の3部作の1本。ヘンリー・フォンダ共演でアパッチ砦の新任司令官に扮する。フォンダは先任大尉の意見を無視し、居留地から逃げ出したインディアンを武力で制圧しようとする。フォンダが気位の高い一徹な司令官に扮しいつもの温厚な人柄の役を払拭する演技を見せる。後に「黄色いリボン」「リオ・グランデの砦」と続くジョン・フォードの騎兵隊3部作となる。フォート・アパッチ守備隊に古くからいるヨーク大尉(ジョン・ウェイン)と意見が衝突。フォンダ大佐はこの地方の脅威アパッチ族を平定して武名をあげ、1日も早く将軍に復位することを夢見ていた。インディアンの情勢に詳しいウエイン大尉の計画に反対し、兵隊に毎日激しい訓練を課す。部隊の古参軍曹の伜であるオルーク中尉(ジョン・エイガー)は若く凛々しかったので、いつしかフォンダの娘フィラデルフィア(シャーリー・テンプル)と愛し合うようになっていた。フォンダ大佐は互いの家柄の違いを娘に警告する、オルーク軍曹夫人(アイリーン・リッチ)の努力により大佐の心も解け、2人の結婚式が賑やかに行なわれた。コリングウッド大尉はインディアンと講和を提案するが、折から軍事物資輸送の駅馬車がインディアンに襲撃されたため、大佐は一挙にアパッチ族の本拠を殲滅するべく出動を命じる。インディアンの戦法を知るウェイン大尉の計画を無視して、フォンダは操典どおりの作戦計画を立てるが、反対に部隊はインディアンの包陣攻撃を受ける。フォンダ大佐をはじめ古強者は相ついで戦死、ウェイン大尉は後退を命ずる。ウェインはフォンダ大佐の勇戦を上司に報告し、再び整備された部隊を率い、大佐の葬い合戦に向かう。フォンダのイメージはカスター将軍。1948年製作で豊橋公開は1953年。1953年2月1日~5日第一映画劇場、併映「ひよどり草紙」。1953年11月25日~12月1日豊橋メトロ劇場、併映「愛しのシバよ帰れ」。1962年11月30日~12月7日豊橋大劇、併映「西部の王者」【サイズ:B5パンフレット表紙】【年代:1953年】