説明
アニマル・ラブ/製作:アーウィン・ロステン、ニコラス・ノクソン。音楽:ジェラルド・フリード。撮影:ジョージ・D・ダッジ。昆虫から猛獣まで、さまざまな動物たちのセックスをとらえた動物ドキュメンタリー。音楽が第48回アカデミー賞にノミネートされた。ポスターではパンダの交配写真が掲載されてパンダ人気を反映。以下は資料より抜粋。「カマキリのオスは、ぬき足さし足でメスに近づくとすきをうかがい、うしろから攻める。そこまではいいのだが、恍惚の間もあらばこそ、彼女に食われてあえない最後……。しかしオスは行為を絶対にやめようとしない。たとえ、頭を食い切られても男性自身だけは種族保存のため、生きつづけるのだ。 “小さくうんで大きく育てよ”というたとえ通りなのがカンガルーである。行為そのものはありきたりだが、出産から育児へのプロセスが何ともユニーク。カンガルーの赤ん坊は受胎後40日でうぶ声をあげる。身長5センチ足らずで、母親の袋にひっこしはじめて、一匹前のカンガルーになる。触角と嗅覚だけがたよりの生きものが独力で腹へはい上がり、目的地の袋をめざすのだ。 パンダは6歳になると性にめざめて大人の仲間入りをする。1年365日のうち妊娠のチャンスがあるのはたった3日だけ。だからパンダのお産は珍しく、中国の動物園でさえも3回しか成功していないという。パンダの生まれたての赤ちゃんは、白熊のように真っ白で、しばらくすると、耳や目、手足に黒い毛がはえてくるという不思議さ。 ライオンは、その道にかけても“百獣の王”たるにふさわしい。発情すると、20分おきに24時間ぶっつづけ、1日72回というゼツリンぶりなのだ。対照的に淡泊なのがウガンダ・カモシカで、走りながらの瞬間セックス。それでいて命中率はバツグンだ。 メスのチンパンジーは露出狂。発情期がくると局部をオスにつきつけ、大デモンストレーション。公衆の面前で堂々とおこない、いらいらしたヤングたちに邪魔されても平気で、1回の所要時間10秒以下の短期決戦型」 1975年4月公開だが豊橋市では1975年3月~1977年3月まで未公開。【サイズ:B2】【年代:1975年】