説明
リンドウガラス/原作:陣出達朗。脚本:安田重夫。音楽:鈴木静一。監督:福田晴一。主題歌:高田浩吉。高田浩吉主演の股旅歌謡娯楽時代劇。渡世人・りんどうの政は信州の伊那富で村娘・お君(嵯峨三智子)にちょっかいを出す為五郎(柳永二郎)の配下を懲らしめる。その為五郎に馬市の金をくすねた罪をなすりつけられ、お君の馬小屋に匿われた。為五郎の配下・伊太八(近衛十四郎)を追って子供を連れてやってきたお玉は芸者・お銀(高峰三枝子)と共に囚われてしまう。伊太八は為五郎に殺され、お玉(雪代敬子)の子供と共に発見した政はお銀とお玉を救出、為五郎に果し状を出し、勝負に挑む。高田浩吉は歌手だけあって、メインタイトルが終わってすぐに主題歌「りんどう鴉」を歌いながら道中を行く。途中、物語とは全く関係なく島倉千代子が登場し、1曲歌うのもこの当時の演出。演出、筋書き、まさにこの当時の娯楽時代劇といった感じで、大道芸、殺陣なども、主役である高田浩吉さんを最大限引き立てるために組立てされる程に高田浩吉は松竹の稼ぎ頭だった時代。1957年1月15日~28日豊橋松竹、併映1月15日~21日「白磁の人」、22日~28日「顔」。1957年10月6日~10月10日千歳劇場、併映「忘れじの午後8時13分」。【サイズ:B5時代映画広告】【年代:1957年】