説明
フタリワカジシ/原作:並木行夫。脚本:村松道平。音楽:小澤秀夫。監督:深田金之助。東千代之介&伏見扇太郎主演の娯楽時代劇。十代将軍徳川家治の世。大老田沼意知の手によって乱れていた時、田沼屋敷に黒装束の怪盗が出没。田沼の指図で印幡沼埋立測量を強行した土地代官に反抗し斬られた庄屋喜左衛門の子・春風安太郎。忍びそこねた安太郎を救ったのは、浪人・墨染新九郎。新九郎は尾張大納言春信の三男坊、今は乾分蝶六をつれて生花師匠お志津の許に居候の身。新九郎と別れた安太郎は女お律を助ける。悪親分相馬屋角造に、二十両の借金をかたに身を売りかけたという。相手は田沼の悪家老井上伊織。角造は賄賂の小判にお律をそえて伊織に差し出す。代償は、田沼直々の印幡沼埋立てのお墨付。新九郎が伊織の許へ駈けこみお律を奪い戻す。お墨付は安太郎が奪い、新九郎はそれを老中松平越中守に送った。が、田沼一味は志津を囮に新九郎を招き、二人を監禁。新九郎と引きかえにお墨付の引き渡しを越中守に申し出た。田沼の悪事を証拠だてるお墨付だが、尾張家三男新九郎の一命には代えられない。承諾した越中守が田沼屋敷に現われた時、安太郎の救いを得た新九郎が登場、新九郎と安太郎は一味を斬る。新九郎は将軍から遠州相良十万石を提案されて断り、新しい世界を目指し旅へ出る。1959年5月19日~24日豊橋第一東映、併映「遊星王子」。1959年9月2日~8日銀座東映、併映「東京べらんめえ芸者」「風小僧 雲雀ケ原の逆襲」。【サイズ:東映ポスター写真&スチール】【年代:1959年】