説明
ヒバリトリモノチョウカンザシコバン/原作:瀬戸口寅雄。脚本:中田竜雄。助監督:工藤栄一。音楽:高橋半。監督:沢島忠。老中阿部伊代守(尾上鯉之助)の妹妙姫(美空ひばり)が目明かし安倍川町のお七として変装しながら連続殺人事件の謎に挑む「ひばり捕物帖」シリーズ第1作。このあと「自雷也小判」「ふり袖小判」「折鶴駕籠」と3本続く。東千代之介が赤鞘喧嘩浪人 実は目付役佐々木兵馬として助けて活躍する。冒頭は祭礼場面で500人越えのエキストラで華やかな雰囲気で幕開け。美人コンテストが開催されてひばりが優勝するが、一緒に出場した娘が殺されて首にはかんざしの傷跡があり、続いて娘のかんざし殺人が続いて3本1組の簪が揃うと松永藩の財宝在処が判るという事が判明して残り1本を所持する女歌舞伎の太夫を助けるべくひばりが大活躍。画面の元気の良さとテンポが良くてラストは芝居小屋での勧進帳もどきのチャンバラでカットバック多用して危機一髪のところへ千代之介が駆けつけて悪人達を斬りまくる、まさに青春ミュージカル時代活劇。時に美空ひばりは19才素晴しい。悪役陣には薄田研二・阿部九州男。1958年4月1日〜8日第一東映、併映「旅笠道中」。1958年7月30日〜8月5日銀座東映、併映「少年猿飛佐助牢獄の姫君」。1958年12月22日〜24日銀座東映、併映「旅笠道中」。1960年4月28日〜5月1日南東映、併映「旗本退屈男」。2003年第2回とよはしまちなかスロータウン映画祭にて上映。【サイズ:プレス四つ切縦 横プレス 撮影特報&スチール写真】【年代:1958】