ひとり狼

市川雷蔵/長門勇、小川真由美、岩崎加根子、長谷川明男、遠藤辰雄、新田昌玄、小池朝雄、五味龍太郎、伊達三郎、守田学哉、内田朝雄、浜村純、杉山昌三九、原聖四郎、尾上栄五郎

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説明

ヒトリオオカミ/原作:村上元三。脚本:直居欽也。監督:池広一夫。主題歌:大映レコード ウィリー沖山。一本どっこの旅鴉追分の伊佐蔵がたどる渡世人の孤独と非情の世界を描く股旅時代劇の佳作。嘗ての奉公先で跡取り娘と愛し合い子供まで設けたが家人の猛反対で別れさせられて出奔し渡世人に。一目会おうと戻れば奉公先の身内小池朝雄や内田朝雄達が自分を斬ろうとしていた。長門勇の語りで始まり、語りで終わる展開で伊佐蔵伝説の凄さとウイリー沖山が唄う主題歌がかぶる。村上元三は自作の舞台化・映画化に厳しかったとされるが、本作については「わたしの作品を映画化した中では、『ひとり狼』が最も印象に強い」と述べたといわれている。中年やくざの上松の孫八は、塩尻峠で追分の伊三蔵が一瞬のうちに三人の男を斬り捨てる現場に遭遇する。上州坂本宿で伊三蔵と再会した孫八とその弟分の半次は、礼儀正しく博打も強い伊三蔵に驚異と憧れを抱く。伊三蔵は郷士上田家でまじめに働いていたが、一人娘の由乃と相思相愛になり子供をもうけたものの、身分の違いから家を追い出された過去があった。伊三蔵は由乃と子供の様子を一目見ようと、この土地にやってきた。相手役に小川真由美、主人公に絡む孫八に長門勇。1968年5月18日〜31日豊橋大映、併映「怪談雪女郎」、25日〜31日「やくざ坊主」。【サイズ:B2&大映グラフ1968見開き】【年代:1968】