さらばアフリカ

ドキュメンタリー

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説明

サラバアフリカ/脚本:フランコ・E・プロスぺリ。音楽:リズ・オルトラーニ。監督:グァルティエロ・ヤコペッティ。「世界残酷物語」「続世界残酷物語」で世界を残酷ブームに巻き込んだヤコペッティ監督が3年の月日を費やして独立運動が激化したアフリカ諸国の混迷の様を捉えたドキュメンタリー。おなじみの“やらせ”疑惑が論じられた一方で、終盤のコンゴ動乱では傭兵たちによる略奪・虐殺の一部始終を撮影。さらに本物の処刑シーンまでフィルムに収めたため、ヤコペッティ監督が殺人教唆の罪で告訴される事態に進展。イタリア司法局の調査により無罪となったが、本作を最後にヤコペッティはドキュメンタリーの撮影を辞める。アフリカ大陸を「支配」から「市場」へ転換した欧州諸国と原住民の変化が映し出される。本作品の撮影時点の1960年代前半のアフリカは、土着信仰の未開の地であり、部族内では長老を頂点とするヒエラルキーがあり、食物摂取の優先順位がある。金やダイヤモンド、象牙などの資源の地であるほかに、サバンナはサファリ観光の地でもある。かつての暗黒大陸は、急速に発展している地域と文明に取り残された地域がある。発展する地域では森林破壊が起きて地球温暖化の一員となっているが、先進国は森林破壊をして都市を築いた。アフリカだけが温暖化の責任を問われることはないという主張のモンド映画。2021年にHDニューマスター版がリバイバル公開された。1966年8月13日~9月14日豊橋名画座、併映「リオの嵐」。【サイズ:B2】【年代:1966年】