さいころ奉行

片岡千恵蔵/東千代之介、進藤英太郎、伏見扇太郎、黒川弥太郎、丘さとみ、青山京子、北竜二、原健策、阿部九州男、本郷秀雄、吉田義夫、片岡栄二郎、香川良介、清川荘司、星十郎、花房錦一、大邦一公、加藤浩、阿波地大輔、堀正夫、瀬川路三郎

説明

サイコロブギョウ/原作:陣出達朗。脚本:松浦健郎。音楽:高橋半。進行主任:日下部五朗。監督:内出好吉。世直し党を名乗る浪人団と黒幕である老中の幕府転覆陰謀を暴く遠山の金さん。将軍上覧での芝居小屋で陰謀を裁くのが新趣向。千恵蔵金さんシリーズ17作目。伊勢路で頼まれて花嫁(丘さとみ)を強奪した鬼金(進藤英太郎)の身がらを預かり、桑名三十名船に乗っていた。船中の噂話は、江戸で不穏の動きを見せている世直し党のこと。浪人(片岡栄二郎)から素っ飛び小僧の安(東千代之介)がスリとった財布から、金さんは秘密の臭いをかぎ出した。江戸で金さんは、浪人の懐にあった紙切のあて先、料理屋八百松へ下男として住み込む。紙切を世直し党の連絡文とにらんだ金さんだったのだ。世直し党とは西丸老中駒木築後守(北竜二)が黒幕と目され将軍家慶(伏見扇太郎)を暗殺隠謀を持っていた。八百松の女将お蘭(青山京子)にぞっこんの安とともどもさぐり出した金さんだったが、駒木築後守の別邸にしのび込んだ金さんは、安が見張りに見つけられ危機に立つ。そこで桜吹雪の入墨を浮き出した金さんは、一味の銃の狙い撃ちに、大川の暗闇に消える。将軍上覧をあおいだ世直し党の資金源の一人、森田座(高松錦之助)の華やかな舞台。金さんは「世直し党裁きの場とござい」の啖呵を切って、見事一味の隠謀を暴く。黒川弥太郎が老中水野、金さんの父親北町奉行香川良介、千恵蔵と進藤のコンビは時代劇・現代劇問わず名コンビ。世直し党主は原健策、阿部九州男、本郷秀雄、吉田義夫、瀬川路三郎、堀正夫、大邦一公、加藤浩、阿波地大輔、片岡栄二郎など悪役陣が勢揃い。1961年4月18日~24日第一東映、併映「黄金孔雀城完結篇」。1961年7月12日~18日銀座東映、併映「緋ざくら小天狗」。1961年8月19日~22日南東映、併映「荒野の追跡」。1962年10月13日~16日南東映、併映「226事件脱出」【サイズ:B2】【年代:1961】