この子の七つのお祝いに

岩下志麻/岸田今日子、根津甚八、杉浦直樹、芦田伸介、中原ひとみ、辺見マリ、畑中葉子、村井国男、室田日出男、小林稔侍、名古屋章、坂上二郎、戸浦六宏、

説明

コノコノナナツノオイワイニ/原作:斎藤澪。脚本:松木ひろし、増村保造。音楽:大野雄二。監督:増村保造。第一回横溝正史ミステリ大賞を受賞した斉藤澪の同名小説を映画化。大映出身の増村保造が脚本・監督を務めたが劇場ラスト演出、主にテレビドラマで活躍した松木ひろしが共同で脚本を執筆した。戦後の混乱によって人生の歯車を狂わされた女の悲惨な一生とその復讐を描くミステリー。赤を基調とした画面が印象的で、岸田今日子の演技が多くの観客に衝撃を与えた。 ルポライターの母田耕一(杉浦直樹)は、磯部大蔵大臣の私設秘書である秦一毅(村井国男)の身辺を探っていた。だがその矢先、秦の家で働いていたお手伝いが殺されてしまう。手型占いをしているという秦の内妻の青蛾(辺見マリ)を追う母田は、後輩の須藤(根津甚八)に連れて行かれたバーのママゆき子(岩下志麻)と知り合うが、そのあと何者かに殺害されてしまった。須藤は母田の仕事を引き継ぎ調査を進めるが、青蛾も変わり果てた姿で発見される。やがて須藤は、ゆき子から驚くべき過去を知らされる。ゆき子の告白によれば高橋(芦田伸介)は母の仇だという。敗戦の混乱の中、妻と生き別れて満州から引き揚げてきた高橋は真弓(岸田今日子)と結ばれ、赤ん坊が生まれた。だがその赤ん坊はすぐに病死し真弓はショックのあまり精神に異常をきたした。高橋はふとした偶然で生き別れていた妻と再会し、真弓の前から姿を消して別に家庭を持った。二人の間に生まれた赤ん坊は、復讐鬼となった真弓に盗まれ、三十数年が経過した。その間、真弓に育てられたのが盗まれた赤ん坊のゆき子で、高橋に復讐する事だけを徹底的に教え込まれ、占いという特殊能力を生かし、青蛾を使って高橋が目の前に現われる日を待っていたのだが、途中、おじ気づいた青蛾を殺害した。高橋に、真弓の本当の娘でない事を教えられたゆき子はあまりの残酷さに発狂寸前だった。1982年10月9日公開、豊橋松竹。【サイズ:B2ポスター】【年代:1982年】