説明
オヤクシャコゾウ エドセンリョウノボリ／原作：子母沢寛。脚本：犬塚稔、安田重夫。音楽：鈴木静一。監督：福田晴一。高田浩吉が元武士の怪盗お役者小僧と遠山金四郎の二役主演で悪徳旗本と闘う１９５５年お盆映画の娯楽時代劇。岡崎藩士稲葉剛太郎は恋人芸者小えん（浅茅しのぶ）を助けようとし、過って上役を殺してしまう。小えんは旗本大野逸斎（須賀不二男）の囲われ者となり、剛太郎は彼女を求め旗本屋敷を荒し、お役者小僧と呼ばれる怪盗になった。お梅（宮城野由美子）は彼を慕いつづけ、また彼と同じ長屋に住む岡っ引仁助（近衛十四郎）の妹お妙（岸恵子）も彼に心を惹かれていた。仁助はお役者小僧が剛太郎とも知らず怪盗を追求したが、剛太郎はこれ以上凌海（大河内傅次郎）父娘に迷惑をかけるに忍びず秘かに別れを告げた。凌海は大名に抱えられる事を嫌ったが、小えんを探すためを思って松平丹波守（海江田譲二）のお召しにより逸斎の邸へ行った。医者を幇間視する丹波守に踊りをおどれと云われて怒り、今人気の歌右衛門を呼んで踊らせる、もし歌右衛門が来なければ切腹すると断言した。手紙をうけた歌右衛門は観客に事情を話して逸斎の邸へかけつけた。面目を失した逸斎は部下に命じて凌海に斬りつける。そこへ剛太郎が踊りこんで大乱闘となり、小えんは逸斎に斬られて死んだ。剛太郎らが危機に落ちた時、お役者小僧と瓜二つの侍で、かねて彼をかばっていた遠山金四郎が現れて一同を救う。１９５５年８月１０日～１６日豊橋松竹、併映「振袖剣法」。１９５６年７月２７日～８月２日千歳劇場、併映「お父さんはお人好し」。【サイズ：B5時代映画広告】【年代：1955年】
