説明
アコウロウシ/東映創立10周年を記念して製作されたオールスター忠臣蔵映画。刃傷から討ち入りまでを華やかに描く。大石が片岡千恵蔵、内匠頭を大川橋蔵、千坂兵部に市川右太衛門、脇坂淡路に中村錦之助、掘田隼人が大友柳太朗に吉良が月形龍之介に堀部安兵衛東千代之介で清水一学が近衛十四郎など東映総力をあげて製作。東映は6年間に忠臣蔵映画を3回製作するほど時代劇王国として映画界をリードした、例えば浅野内匠頭は最初に東千代之介、次が中村錦之助で今回が大川橋蔵と言った具合に2枚目役者が揃っている。敵役の吉良上野介は高家筆頭としてのそれなりの貫録と品格が求められる関係で月形竜之介が2回、進藤英太郎が1回。大石内蔵助は東映では市川右太衛門と片岡千恵蔵の分担。配役に苦慮するほどの役者が揃うのは東映だけ。松田定次監督。1961年3月28日~4月8日第一東映、併映「黄金孔雀城」。1961年7月2日~8日銀座東映、併映「警視庁物語十五才の女」。1961年8月11日~14日南東映、併映「忍術大阪城」。1961年12月15日~16日二川銀映、併映「風に逆らう流れ者」。2002年12月の第1回とよはしまちなかスロータウン映画祭で上映。【サイズ:B2】【年代:1961】