眠狂四郎 女妖剣

市川雷蔵/若山富三郎(城健三郎)、藤村志保、久保菜穂子、根岸明美、春川ますみ、小林勝彦、中谷一郎、浜村純、毛利郁子、阿井美千子、稲葉義男、浅野進治郎、伊達三郎、寺島雄作、杉山昌三九、南条新太郎

説明

ネムリキョウシロウ ジョヨウケン/原作:柴田錬三郎。脚本:星川清司。音楽:斎藤一郎。監督:池広一夫。市川雷蔵のヒットシリーズ「眠狂四郎」第4作にして益々面白さが増す娯楽作。次々と襲う女刺客とエロチシズム、隠れキリシタン(小林勝彦)が物語に絡み狂四郎の出生エピソードも関連で久保菜穂子が秘密を知る尼僧として妖しい魅力。物語の上で浜松が登場。醜い顔の将軍の娘菊姫(毛利郁子)と阿片、つけいる豪商など色と欲が絡んでのチャンバラ、狂四郎の円月殺法がストロボなったのはこの作品から。第1作で対決した陳孫ことなんちゃって少林寺拳法の達人若山富三郎との再会もあり見せ場も多くて娯楽的に楽しい作品。大映では市川雷蔵と若山富三郎(当時は城健三郎)共演が多い。東京五輪が開催された1964年の映画界はエロと暴力と残酷映画傾向の中東映「日本侠客伝」が大ヒットで任侠映画時代になるが映画人口は激減で社会的にも6月新潟地震、俳優佐田啓二・八波むと志の死亡など。1964年11月1日〜13日豊橋大映、併映「座頭市血笑旅」。1965年1月3日〜8日銀座東映、併映「座頭市血笑旅」。1965年5月9日〜11日南東映、併映「肉体の盛装」【サイズ:B2】【年代:1964】