説明
ショウワザンキョウデン シンデモライマス/脚本:大和久守正。殺陣:日尾孝司。監督:マキノ雅弘。シリーズ第7作にして最高傑作との呼び声が高い任侠映画。タイトル後に高倉健と賭場での山本隣一との因縁から銀杏の木で藤純子との出会いまでのエピソードまでが9分。3年後に同じ賭場で山本隣一のイカサマを破って傷害事件で刑務所に。そして関東大震災が発生して老舗料亭喜楽の息子健さんが後妻の子供に跡を継がせるために家を出て渡世人となり戻ると実家は落ちぶれていた。こうして昭和の時代となり、名前を伏せて板前として住み込むが新興勢力諸角啓二郎が乗っ取りを企んでいて、我慢を続けるが権利書を取り戻した善玉親分中村竹弥を殺されるに至り、カタギを捨ててヤクザに戻って風間重吉と共に殴り込む。ここで流れる「白だ黒だと云わせる事も所詮畳じゃ死ねない事も百も承知のやくざな稼業、何で今更悔いはない、ろくでなしよと夜風が笑う~」が流れて池部良と出会う。そして道行きの前に池部良が健さんに話す台詞「あれから15年、見ておくんなさい、御恩返しの花道です」と言ってドスの封印を切って健さんと共に歩く。背景には健さん「唐獅子牡丹」が流れる。藤純子は健さんを待ち続けるしがらみの世界。男と男、男と女の情念が交錯する任侠究極のメロドラマ。任侠高倉健を見直した作品として記憶に残るのは大学1年生の秋でした。マキノ一家で長門裕之・津川雅彦が出演している。1970年9月22日〜10月2日豊橋東映、併映「ずべ公番町夢は夜ひらく」。1970年12月2日〜8日松竹シネマ、併映「なにがなんでも為五郎」。1974年5月22日〜31日豊橋東映、併映「網走番外地荒野の対決」リバイバル「赤い手錠」【サイズ:B2ポスター】【年代:1970年】





