説明
シンジンギナキタタカイ クミチョウサイゴのヒ/脚本:高田宏治。音楽:津島利章。監督:深作欣二。「仁義なき戦い」シリーズ最終作で深作監督・菅原文太コンビも最終。キャッチ「血を噴き出した暴力社会の裂け目に粗塩をなすり込む 一触即発の<関西・九州>紳士(やくざ)協定を破棄した時―― 完全防備に守られた巨大組織の頂点<組長>をどう撃つ!?どう追いつめる!? 暴力団抗争の中で常に上部組織に泣かされ“無用の血”を流す弱小組織の男達を取り上げた、<深作・文太>コンビ会心の新シリーズ第3弾」。大阪にある日本最大組織・坂本組(小沢栄太郎)と、九州玄竜会(名和宏)を後楯とする尼ヶ崎の河原組(南道郎)との小さなモメ事は、両組から数人の死者を出す抗争事件へと発展。玄竜組にとっても坂本組の九州進攻を警戒する矢先だった。玄竜会系岩木組の若頭・野崎(菅原文太)は、唯一の妹・麻美(松原智恵子)が坂本組系米元組々員・中道(和田浩治)の妻であったため微妙な立場に立たされる。組長の岩木(多々良純)が米元組(藤岡琢也)の刺客に殺され、子分の寒川(地井武男)らを連れて大阪へ乗り込む。顔面に凄まじい傷跡を残しながらも、巨大組織の組長の命を狙い続ける男・野崎。その凄まじい執念と戦いが、九州・関西を舞台に描き出されていく。文太の子分には地井武男・西田良・尾藤イサオ。玄竜会幹部には織本順吉・林彰太郎・中村錦司・汐路章・八名信夫。坂本組系には成田三樹夫・藤岡琢也・丘路千・有川正治。文太の指示のヒットマンには郷瑛治、三上寛。見せ場は山道で坂本組の車隊列にダンプカーで突っ込んでの銃撃戦。殺されかけた坂本組は藤岡琢也を破門、ラストは文太が坂本組組長小沢栄太郎を空港で狙う。こうしてシリーズが終了して菅原文太はやくざからトラック野郎に転職して長生き。1976年4月24日~5月14日豊橋東映、併映「ルンペン大將」。【サイズ:B2】【年代:1976年】