説明
キル/原作柴田錬三郎。脚本新藤兼人。監督三隅研次。不遇な境遇の剣士が江戸千葉道場の推挙で大目付松平大炊守に仕える。水戸藩の罠に掛かった大目付を助けて戦うが大目付は斬られ追い腹をして果てる。虚無的な剣士を演じる雷蔵の好演が目立つ佳作。影響を与えた3人の女性が母親 藤村志保・妹 渚まゆみ・旅で出会う姉弟 万里昌代、父親には天知茂。密度の濃いドラマで71分、三隅監督のシャープさは2年後に「眠狂四郎無頼剣」で雷蔵と天知によって描かれる。1962年7月14日〜20日丸物会館、併映「黒の試走車」。1965年6月5日〜11日豊橋大映、併映「座頭市物語」【サイズ:プレス四つ切】【年代:1962】