大奥絵巻

佐久間良子/淡島千景、田村高廣、三益愛子、木暮実千代、野添ひとみ、大原麗子、宮園純子、桜町弘子、荒木道子、阿井美千子、岡田千代、しめぎしがこ

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説明

オオオクエマキ/製作:大川博。脚本:成沢昌成。音楽:斉藤一郎。監督:山下耕作。豪華女優陣総出演による大奥シリーズ第三作。任侠映画全盛時代のポルノ以外の真面目な東映時代劇。将軍家斉の時代に大奥へ上がった三姉妹の愛憎と葛藤を豪華女優陣の配役で描く。佐久間良子の東映では最後の出演作。三姉妹には淡島千景、佐久間良子、大原麗子。その他東山千栄子、三益愛子、木暮実千代、桜町弘子。大奥には正室が控えており、御台所(桜町弘子)の派閥で大年寄として松島(三益愛子)、若年寄として藤尾(木暮実千代)が大奥で権勢を誇り、別の若年寄としての浅岡(淡島千景)は内心忸怩たる思いで、自らの妹、阿紀(佐久間良子)を大奥女中として抱えいつか権勢を勝ち取ることを夢見ていた。ある機会に阿紀に将軍家斉(田村高廣)の御前で舞いを披露させ、阿紀は将軍の寵愛を得ることに成功し、しかも自らは松島に代わって大年寄の地位を将軍より得る。将軍家斉は阿紀が米問屋という家柄で商人の娘であったことから、新鮮な愛を感じ、「野に咲く花」と形容し、心を奪われる。浅岡は会心の笑みを見せる。御台所の派閥は形勢を挽回するため、浅岡、阿紀の妹であるお町(大原麗子)を大奥入りさせ、自派に引き入れる。浅岡の計画はこれで頓挫。浅岡は好計をもって松島方の中頭飛鳥井(宮園純子)と女形紅雀の醜聞を起し、飛鳥井は自害、紅雀は浅岡の手で殺される。松島は自供しないお町に拷問を加えたが、姉を思うお町は黙したままだった。浅岡がお町の口から事実が露顕するのを防がなければならないと、彼女を亡き者にしようとした時、お町の悲鳴を聞きつけたお阿紀は急いで駆けつけ、浅岡を懐剣で刺し貫く。この一件で、松島は上[月葛]に出世し、大奥は再び御台所派一色となるドロドロ物語。1968年11月16日〜29日豊橋東映、併映「緋牡丹博徒一宿一飯」【サイズ:B2】【年代:1968】