四十七人の刺客

高倉 健/森繁久彌、中井喜一、宮沢りえ、浅丘ルリ子、石坂浩二、小林稔侍、坂東英二、中村敦夫、岩城晃一、宇崎竜童、西村晃、黒木瞳、岸田今日子、松村達雄、井川比佐志、山本學、神山繁、石橋蓮司、石倉三郎、尾上丑之助、古手川裕子、小林昭二、久保明、

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説明

ヨンジュウシチニンノシカク/原作:池宮彰一郎。脚本:市川崑、竹山洋、池上金男。音楽:谷川賢作。殺陣:美山晋八、宇仁貫三。監督:市川崑。忠臣蔵を忠義でなくて大石内蔵助と色部又四郎の情報戦争という視点で展開して大石の人間像を並行して追いながら吉良邸討入が「テロ」「暗殺」イメージとしてとらえている。健さん内蔵助は賛否両論でもそれなりにこなしていた。色部には中井貴一が抜擢された。池宮彰一郎の同名小説を、池上金男(池宮彰一郎のペンネーム)と竹山洋と市川崑の三人が脚色し映画化。赤穂浪士の討ち入りを描いた時代劇であるものの、従来の「忠臣蔵」と異なり、討ち入りを「情報戦」「経済戦」「暗殺」という視点で描いた意欲作。元禄十四年、江戸城で浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷沙汰を起こし、浅野は切腹、赤穂藩は取り潰しとなった。浅野の家臣である大石内蔵助は藩主の仇を討つべく、塩相場で莫大な資金を得、その金を使って吉良の賄賂説を流布させた。江戸庶民の吉良に対する反感が高まり、また赤穂浪士による討ち入りの噂が流れるようになり、吉良邸は江戸城の御府外へ移転することになった。市川監督得意のカットバック多用が目立つが「忠臣蔵」には新解釈は似合わない。中井貴一がキネマ旬報や日本アカデミー賞助演男優賞を受賞。この年深作欣二監督が松竹で「忠臣蔵外伝四谷怪談」を撮り、「忠臣蔵」映画競合の年となる。1994年10月22日公開西武東宝。【サイズ:B2二種類】【年代:1994】