博奕打ち 一匹竜

鶴田 浩二/丹波哲郎、松尾嘉代、待田京介、山城新伍、藤山寛美、中村竹弥、河野秋武、木村俊恵、天津敏、遠藤辰雄、小松方正、国一太郎、西田良、志賀勝、江幡髙志

説明

バクチウチ イッピキリュウ/脚本:小沢茂弘・高田宏治。音楽:津島利章。殺陣:谷明憲。監督:小沢茂弘。刺青は元俳優の毛利清二。ラストの5月5日刺青コンクールでずらりと揃う刺青が圧巻でタイトルロールの彫り物の音だけが聞こえる場面から圧倒されてラストの天津との対決まで一気に展開する面白さ。一匹竜は鶴田の刺青で端午の節句に日本一を競う刺青大会をクライマックスに置いて鶴田が優勝してから天津とドスの一騎打ちで倒す我慢劇。悪行がバレて中村から破門された天津との一騎打ちの背景に流れる「無情のブルース」が重なる。幼馴染みに待田京介、待田を刺青コンクールに出したくなくて待田と鶴田を騙し討ちにする狼の刺青をした悪德代貸しに天津敏、天津の親分に中村竹弥、娘で女郎屋女将に松尾嘉代、中村竹弥の兄弟分親分に丹波哲郎、その他藤山寛美や山城新伍、河野秋武など芸達者が盛り上げる。冒頭の銭湯での鶴田・待田・藤山の会話と天津・小松を通して物語の展開を紹介する、因みに菖蒲湯だった。1960年代後半は鶴田・小沢監督のコンビが絶好調。1967年5月3日〜15日豊橋東映、併映「侠客道」。1967年9月13日〜15日銀座東映、併映「一心太助江戸っ子祭り」【サイズ:B2】【年代:1967】