ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

ロバート・デ・二―ロ/ジェームズ・ウッズ、ジョー・ぺシ、ジェニファー・コネリー、バート・ヤング、ウイリアム・フオ―サイス

説明

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/脚本:セルジオ・レオーネ、レオナルド・ベンヴェヌーティ、ピエロ・デ・ぺルナリティ。音楽:エンニオ・モリコーネ。監督:セルジオ・レオーネ。マカロニ・ウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネの遺作。レオーネ監督が10年以上の構想の末にアメリカ資本で製作、ユダヤ系ギャングの半世紀に及ぶ友情・愛・裏切りをノスタルジックに描く一大叙事詩的大作。1920年代初頭のニューヨークに住む少年ヌードルス(スコット・タイラー)は仲間を率いて貧困街で悪事の数々を働いていた。越して来たマックス(ラスティ・ジェイコブス)と出会った二人は禁酒法の隙間をぬって荒稼ぎを続け、大人になりギャング集団として伸し上がる。新仕事の計画を立てたマックス(ウッズ)の無謀な考えに反発したヌードルス(デ・ニーロ)は彼を裏切り、警察にその情報を流したためマックスたちは殺され、ヌードルスは町を追われる。35年後になって、年老いたヌードルスの元に不審な手紙が舞い込む。故郷に戻ったヌードルスが意外な真実を解いて行く中で展開する回想シーンと、哀愁を帯びたモリコーネの音楽。レオーネ特有のゆっくりとした描写で苦悩するデ・ニーロの心情の伝わりを見せる、監督の演出力の妙が全編に渡って見受けられる感動作。時代を再現させた緻密で豪華なセットやエキストラの数も圧巻で デ・ニーロの笑顔で終わるラストも切ない。209分、オリジナル版は229分。「ウエスタン」「夕陽のギャングたち」と共に「ワンス・アポン」3部作として評価する声も高い。1984年10月6日公開、松竹ロキシー。【サイズ:ロキシーチケット】【年代:1984年】