シルクハットの大親分 ちょび髭の熊

若山 富三郎/藤純子、伊吹吾郎、石山健二郎、白木マリ、橘ますみ、須賀不二男、安部徹、名和宏、北竜二、汐路章、由利徹、藤村有弘、ルーキー新一、守田学哉、永田光男

説明

シルクハットノオオオヤブンチョビヒゲノクマ/脚本:高田宏治。殺陣:谷明憲。音楽:津島利章。監督:鈴木則文。熊虎シリーズ第2作は自動車利権に伴う勢力争いを文明開化の色を交えて笑いとドスのアクションで展開する。第1作との面白さの違いは侠客がお国産業に関わらない事でないと熊虎の奔放さが上手く出ない事に原因かと。自動車の日本における普及を目指す子爵北隆二、令嬢の橘ますみを助けて悪德ボス安部徹やヤクザ名和宏達と対決する。今回もお竜姐御が格好良く助っ人で登場する。前作に続いて伊吹吾郎も出演。熊坂虎吉は道後温泉発展のために一家で熱海にやってきた。この地は源田産業(小池朝雄)や農商務次官の芦沢(須賀不二男)、それに東京の顔役剣持(名和宏)をバックにもつ横川組(守田学哉)の縄張りであった。熊虎は宿の女房お幸(白木マリ)を横川組の魔手から救って貫禄を示す。その熊虎の度胸に惚れ込んでしまったのは小栗子爵(北竜二)。彼は日本で最初に自動車の輸入に成功した人物で、天皇陛下に献上する第一号車の運搬と警備役を熊虎に頼む。剣持、横川らは妨害の秘策を重ねた。しかし熊虎は技師クラウスや小栗の部下伊庭新吾(伊吹吾郎)とともに大任を果す。小栗は「輸入許可」を正式に得ると、熊虎との関係をたちきることを伝えた。源田たちは、妨害をあきらめず、自動車爆破を計画。行動を開始した横川に襲われた新吾を救おうとした熊虎は源田の銃弾を右腕にうけ危機に瀕するが、兄弟分緋牡丹のお竜の助力でことなきを得た。お竜が颯爽と登場する場面の格好良さ。安部徹たちの妨害で自動車は整備中のクラウスとともにダイナマイトで吹き飛ぶ。小栗と家令重兵衛(石山健二郎)も横川組の刃に襲われた。我慢もこれまでと喧嘩仕度に身を固めた熊虎とお竜兄妹が殴り込み、悪の根源を葬り去る。殴り込みに若山が刀を背中、槍を手にして最初に汐路を斬る。川谷、守田と続いて名和を斬り、須賀は安倍のピストルで撃たれ最後は安部が重傷の若山に斬られる。お竜は鮮やかな水色の着物での殺陣で見せる。若山と石山の掛け合い芝居が上手い。横川一家子分に汐路章・川谷拓三。1970年11月21日〜12月2日豊橋東映、併映「㊙女子大寮」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1970】