説明
ヒバリノハハコイイギター/脚本:鷹沢和善。音楽:米山正夫。監督:佐伯清。美空ひばり主演。ひばりが父の面影を求めて温泉街をナガして歩く娘ギター弾きに扮する哀愁の歌謡ドラマ。劇中歌「母さんギター」「ロマンチックなキューピット」。流しの娘、君江(美空ひばり)は病身の母お俊(木暮実千代)を助けて健気に働いていた。ある晩、旅館玉屋の客、百合、梢、由美の姉妹にせがまれ“母さんギター”を唄う君江に、姉妹の母美子(藤間紫)の無思慮な雑言。旅館の仲居お玉のとりなしで彼女は涙をぬぐうのだった。夜の街をギターと共に往く君江は、ある夜、食い逃げして捕えらた幸吉(花房錦一)という若者を救った。君江は、気のいいバーテン有作(平幹二朗)から想いを寄せられていたが、借金をたてに、よこしまな恋を迫る土地の顔役長岡(天草四郎)に悩まされていた。玉屋に着いた百合たちの父志村良平(進藤英太郎)とは、二十年前お俊母子の許を去った良平であった。お玉の注進に呆然とするお俊。良平の帰京の日意を決して彼を追ったお俊は、列車の去ったホームに倒れた。母の告白と死、傷心の君江は瞼の父良平を求めて上京する。今は一流の料理店“志村”の主人である良平は、君江を冷たく追い返した。養子の彼は妻美子に頭が上らなかったし、都会議員の選挙を控えて、過去の発覚を怖れた。君江は偶然に出逢った幸吉の許に身を寄せることにした。その幸吉は良平の苦悩を知ると百万円のゆすりを働いた。だが幸吉が札束を手にした時、良平の対立候補と結託した長岡が現れ、百万円を奪い去る。逃れ帰った幸吉と、上京してきた有作の制止も聞かず、君江は長岡のもとへ駆けつけた。百万円の返済を迫る君江に、卑劣な長岡は暴力で襲いかかった。激しくもつれあううちに長岡が昏絶。海に身を投げようとする君江を、その寸前、有作に伴われてきた良平がしっかりと抱きかかえた。「お父さん!」「君江!」呼びあう二人の姿を有作、事情を知った美子と三人の姉妹がやさしく囲んでいる。1962年8月12日〜21日第一東映、併映「まぼろし天狗」。1962年11月14日〜20日銀座東映、併映「酔いどれ無双剣」【サイズ:B2】【年代:1962】




