ありふれた事件

ブノワ・ポールヴールド/レミー・ヴォルボー、アンドレ・ボンセン、ヴァン・サンタヴィス

説明

アリフレタジケン/原作:レミー・ベルヴォ―。脚本:レミー・ヴェルボー、アンドレ・ボンセン、ブノワ・ポールヴールド、ヴァン・サンタヴィス。製作・監督:レミー・ヴォルボー、アンドレ・ボンセン、ブノワ・ポールヴールド。生活のために平然と殺人・強盗・強姦を繰り返すひとりの男の奇妙な日常を、彼を主人公とするドキュメンタリー映画の撮影クルーが追うという設定で描いた異色の犯罪映画。俳優としても活躍する『ココ・アヴァン・シャネル』などのブノワ・ポールヴールドら、ベルギーの俊英たちが監督・製作・脚本・出演を兼任したクライムバイオレンス。殺人や強盗で生計を立てる男の暴力と狂気に満ちあふれた日常を、モキュメンタリースタイルで捉えていく。全編モノクロの荒々しいビジュアル、鮮烈で生々しい殺人描写の数々、良心なき殺人者にふんしたブノワの怪演が絡み合って生み出される異様にして唯一無二の世界観。殺人と強盗を職業としている男ベン(ブノワ・ポールヴールド)と、彼を題材にしたドキュメンタリー映画を制作している、監督のレミー(レミー・ベルヴォー)、カメラのアンドレ(アンドレ・ボンゼル)、録音のパトリック(ジャン=マルク・シェニュ)。さまざまな殺人を重ねては死体を遺棄し、殺しのノウハウやポリシーを得意気に語るベンと行動を共にするうちに、撮影クルーのモラルが消失。やがて、ベンと共に女性を襲った後に殺害、遺体から内蔵を引っ張り出すという凶行に走るまでになる展開。ベルギー映画の96分。1994年3月19日公開だが豊橋市での公開実績未調査。2014年3月1日に公開20周年記念HDリマスター版公開、ユナイテッドシネマ豊橋18。