半落ち

寺尾聡/原田美枝子、柴田恭兵、西田敏行、吉岡秀隆、鶴田真由、樹木希林、高島礼子、伊原剛志、井川比佐志、奈良岡朋子、國村準、笹野高史、石橋蓮司、本田博太郎、岩本多代

 

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説明

ハンオチ/原作:横山秀夫。音楽:寺嶋民哉。脚本:田部俊行・佐々部清。監督:佐々部清。主題歌:森山直太朗。横山秀夫の同名ベストセラー小説を、『陽はまた昇る』の佐々部清監督が、主演に『阿弥陀堂だより』の寺尾聰を迎えて多彩なキャストで映画化。愛する者の死を通し、生きるとは何かを問うヒューマンドラマ。脇を固める俳優陣も柴田恭兵、吉岡秀隆、原田美枝子と演技派揃いで、中でも梶の姉役の樹木希林の熱演は圧巻。元刑事で警察学校教官の梶(寺尾聰)が警察に、「私は妻(原田美枝子)を殺しました」と自首してきた。県警刑事部の志木(柴田恭兵)が取り調べにあたるが、梶は妻殺害後2日間の行動については固く口を閉ざしていたまま検察へ送られる。時間がたち、事件も忘れ去られたころ、裁判官の藤林(吉岡秀隆)は、この事件の担当になる。警察発表に疑念を持ちつつ、初公判に臨むが、警察、検事、弁護士までが、「空白の二日間」について口をつぐんでいた。現実に藤林は驚愕するが、高名な裁判官だった父(井川比佐志)もアルツハイマー病に侵されており、梶の妻のように「自分がまともなうちに殺してくれ」と、妻に頼んでいたことを知る。裁判で、佐瀬(伊原剛志)は梶を厳しく糾弾しながらも、懲役4年という短い求刑をする。藤林は真相の解明を諦め、その求刑を受諾することにした。定年間近の刑務官古賀(笹野高史)は、新しく迎えた受刑者、梶聡一郎の処遇に困っていた。そこに志木(柴田恭兵)という男からたびたび電話が入るようになる。そして遂に志木は、「人間五十年」の謎の解明に成功する展開。122分、興収19億円の大ヒット。第28回2005年日本アカデミー賞作品・最優秀主演男優賞受賞。半落ちとは警察用語で一部自供を指す。2004年1月10日ユナイテッドシネマ豊橋。【サイズ:B2】【年代:2004年】