説明
モモタロウザムライ ナンカイノオニ/原作:山手樹一郎。脚本:尾形十三雄。音楽:小倉博。監督:深田金之助。【第二東映】映画化は1952年大映長谷川一夫と大河内傳次郎、1957年大映市川雷蔵と河津精三郎、1963年大映本郷功次郎と若山富三郎で何れも大映映画なので東映では最初の映画化。第二東映で里見主演で二部作。四国丸亀藩の家老と愛妾がグルになりお家乗っ取りを謀る企みに若殿と瓜二つの浪人桃太郎こと若木新之介が敢然と立ち向かう。桃太郎にとって丸亀藩は、双生児ゆえに厳しい宿命を負わされて人生の裏街道を歩まされたみじめな生いたちの思い出がある。讃岐守は毒を盛られて廃人となり、新之助もまた主膳腹臣の伊賀半九郎に毒を盛られて病床に身を横たえる有様となった。桃太郎の出生の秘密を知らぬ百合は、新太郎と瓜二つの桃太郎に若君の身代りをつとめてくれといった。桃太郎は丸亀藩に対する憎しみも忘れて鬼退治を決意。新之助になりすました桃太郎の行列は江戸を発つ。伊賀半九郎は坂東好太郎。テレビでも何度か放送。最初は東映テレビプロで1960年若杉恵之介、1967年尾上菊之助(菊五郎)、1976年~1981年高橋英樹と最新では高島将宏。1960年6月8日〜13日豊橋国際、併映「ゆうれい駕篭」新東宝「黒い乳房」三本立て【サイズ:B2地方版】【年代:1960】