やぐら太鼓

二本柳寛/高杉早苗、杉葉子、伊豆肇、斎藤達雄、渡辺篤、藤原鎌足、羽黒山、出羽の海、羽黒山、照国、千代の山、東富士

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説明

ヤグラダイコ/原作:長谷川幸延「室戸岬」。脚本:小国英雄・松浦健郎。音楽:服部良一。監督:滝沢英輔・マキノ雅弘。二本柳寛主演の相撲ドラマ。現役の横綱が協力して出演している。鹿造(二本柳寛)は昔、室戸崎といって、国技館の土俵も踏み一時有望視された力士であった。料亭の女中おさと(高杉早苗)と夫婦になり四十歳に手が届くようになり下り坂となった時、年寄株を買うことも思いきり引退して田舎へ引込む。運送屋の荷役人としておさとの内職と共に辛うじて生計を立て、一人子の太郎が、人並みよりも大きく、相撲好きな子に育ったのをよろこびとしている。運送店の帳場の道子には横田という恋人があったが、彼が力自慢で與太者じみているのが、道子の心配だった。土地の氏神の祭礼に行われる草相撲に出場するという横田の力自慢を、かつては本職だった鹿造に、この際封じてくれと道子にたのまれ、懸賞金がはいれば太郎の洋服も買ってやれると思い、彼は出場することを承知。老いた鹿造は若い横田に勝てなかったが横田に反省する機会を与えた。賞金を鹿造にとどけに来た若い二人に、結婚費用がいるではないかとその金を押しかえす鹿造。やがて、待望の東京相撲が来たとき、検査役席に、鹿造のうれしそうな顔がみられた。横綱羽黒山・照国・東富士の土俵入りが見られる。その他千代の山や出羽の海などが出演して大相撲人気のほどが伺える。1952年5月15日~18日広小路豊橋東宝、併映「ご存じ東男」。【サイズ:A2地方版】【年代:1952年】