説明
キョジンノホシ1969/原作:梶原一騎・川崎のぼる 週刊少年マガジン連載「巨人の星」。脚本:松岡清治・佐伯徹・辻真先・斎藤次郎。音楽:渡辺岳夫。監督:長浜忠夫。週刊少年マガジン連載の大人気野球劇画の劇場版でオリジナル版。88分の長編として製作された。もと巨人軍の名選手星一徹は、自分の果せなかった夢を息子飛雄馬に賭けていた。飛雄馬は、このような父のもとで厳しい試練を堪えぬき、豪速球と正確なコントロールを身につけた。その飛雄馬に目をつけたのは不良少年チームの花形だった。飛雄馬は花形のノック・アウト打法に対抗するために、一徹の火の玉ボールのノックを浴び、花形との勝負に勝った。それから一年、花形は神奈川紅洋高校へ、飛雄馬は東京青雲高校に進学、激しいライバル意識を燃やした。PTA会長伴大造の七光りをカサにきた応援団長の伴宙太がのさばっていた。飛雄馬と宙太は、ことあるごとに対立したが、飛雄馬の投げた一球が二人を結んだ。今まで誰も捕球できなかった飛雄馬の豪速球を宙太が捕ったのだ。やがて、宙太も野球部に入り、二人のバッテリーは万人の注目するところとなった。甲子園大会都予選が迫ったある日、伴大造が青雲野球部監督に一徹を起用した。一徹は新しい練習法を取入れ、そして出場選手を決めるため、飛雄馬らの補欠組とレギュラー組を対戦させたが結果は引分け。だがこの一戦は、青雲チームを結束させた。目的を果した一徹は、監督の座を去り、都予選を勝抜いた青雲チームは晴れの甲子園大会に出発するまで。1969年冬休みに続編「行け行け飛雄馬」が公開。1969年8月16日~21日千歳日活、併映「緯度ゼロ大作戦」。