説明
レデイ・ジョーカー／原作：高村薫。脚本：郭義信。音楽：安川午朗。監督：平山秀幸。日活撮影所創立５０周年記念作品として石原プロモーション協力で日活製作の東映配給のサスペンスアクション大作。ビール会社社長誘拐事件を「レデイ・ジョーカー」と名乗る犯人グループ、標的にされた企業、警察の三者の視点から描き、日本の社会に潜む闇を抉り出した群像サスペンス。部落問題を織り込んでいる。高村薫の“グリコ・森永事件”にヒントを得て書かれた同名小説の映画化。監督には『OUT』の平山秀幸。重い過去を背負った誘拐犯を渡哲也が演じる。脇を固める俳優陣も國村隼や大杉漣、長塚京三など渋みのある個性派ぞろい。TVドラマ「弟」で注目を集めた徳重聡も正義感にあふれる刑事役で好演。映像化不可能とまで言われた複雑な物語をまとめあげた平山監督の手腕。昭和22年、雪国のある村で物井清二（谷津勲）は日之出麦酒を不当に解雇され、納得がいかないまま会社に非難の手紙を書きつづった。それから月日は流れ、物井清二の弟、物井清三（渡哲也）は小さな薬屋を営みひっそりと暮らしていたが部落出身解雇の不当性に対する復讐の機会を待つ。２００４年１２月１１日公開、ユナイテッドシネマ豊橋。【サイズ：B2】【年代：2004年】
