不死身なあいつ

小林旭/浅丘ルリ子、二谷英明、東京ぼん太、内田朝雄、深江章喜、近藤宏、郷鍈治、新山ノリロー・トリロー、戸田皓久、井上昭文、榎木兵衛、梓英子

説明

フジミナアイツ/脚本:甲斐久尊・松尾昭典。音楽:小杉太一郎。監督:斉藤武市。主題歌:小林旭「旅の灯」「ギターを持った渡り鳥」、挿入歌:東京ぼん太「東京の田舎っぺ」「マアいろいろあらあな!」、浅丘ルリ子・東京ロマンチカ「ブルーナイトイン・赤坂」水木潤子「泣いた渡り鳥」。小林旭と東京ぼん太のアクションシリーズ第2作。鹿児島へやって来た都筑浩介(小林旭)は、昔の恋人・弓恵(浅丘ルリ子)と再会。弓恵の夫・若林(二谷英明)は、浩介の幼友達で敏腕刑事だったが、東声会・鹿児島支部の用心棒に身を持ち崩していた。浩介と熊五郎(東京ぼん太)が、流しの仕事で世話になったクラブにウィスキーを売りにきた東声会のチンピラを相手にしたことから始まる対決で善良な市民をいたぶる組織に旭が怒りの制裁。武市監督に共演がルリ子で、舞台が鹿児島とくれば“渡り鳥”の世界。サービスで「ギターを持った渡り鳥」を歌う。仕込み杖を使う用心棒(戸田皓久)の存在など面白いキャラもあるが、東京ぼん太が浮いた感。大ボス内田朝雄・子分に深江章喜で二谷が用心棒・鹿児島ボスに近藤宏・用心棒が戸田皓久。ラストはルリ子が悪ボス内田の人質にとられても二谷が旭殺しを拒否した為に殺されて旭の怒り爆発。小林旭の唄ありガンありアクションありの魅力が楽しめるが、前作「不敵なあいつ」より面白いのは斎藤武市監督の演出力。1967年1月28日~2月9日千歳日活、併映「夢は夜ひらく」。1967年5月3日~9日松竹シネマ、併映「レッツゴー若大将」。【サイズ:B2】【年代:1967年】