東海道非常警戒

宇津井健/小畠絹子、伊達正三郎、高宮敬二、御木本伸介、高松政雄

説明

トウカイドウヒジョウケイカイ/脚本:宮川一郎・藤島次郎。監督:山田達雄。宇津井健主演の警察アクション。全編にわたって東海道本線が登場するので鉄道フアンには懐かしい風景が揃う。特急こだま車内から昨今話題のオリンパスの社長令嬢が誘拐され、山内刑事(宇津井健)を中心に追跡する刑事ドラマ。 冒頭 神戸始発の特急第一こだま号で帰京する山内刑事のシーンがあるが、1958年11月デビューの特急こだま号に神戸始発便があったのは1961年9月末までで東京駅に到着するシーンもあり貴重な映像。劇中のパーラーカー クロ151が付いた,こだま号神戸便は1960年6月~1961年9月の短期間。中盤 雑誌記者 中西京子(小畠絹子)が犯人の一人から車で泥水をかけられるシーンでは川崎市電が横を走っている。終盤 誘拐した娘を連れた犯人一味は車で逃走し、沼津駅から博多行「急行雲仙」に乗り込む。静岡駅から大井川、有名な由比~興津の海岸沿いをEF58牽引で快走するシーンが入る。その後 浜松で下車し車に乗り替える際 背後に遠州鉄道新浜松駅停車中の電車が映っている。浜松駅から白バイ隊の追跡、浜名湖方面に逃げるのは国道1号線、松並木がまだ見える。弁天島を越えて新居海岸だろうか堤防沿いやテトラポットでの銃撃アクションがあって金の入ったカバンを海に落し犯人高宮敬二一味が逮捕される。ラストは東京駅でこだま号が登場して神戸へ向かう。1960年12月11日~17日豊橋国際劇場、併映「遊侠の剣客つくば太鼓」「大岡政談千鳥の印籠」。【サイズ:B2】【年代:1960年】