説明
セイシュンノモンジリツヘン トウエイ/原作:五木寛之。脚本:高田宏治。音楽:菊池俊輔。監督:蔵原惟繕。1982年の東映版自立篇137分。キャッチ「貧しかったが、燃えていた。今よみがえる50年代の青春! 誰もが通り過ぎる青春の門──愛を、人生を思い悩む、多感名青年・伊吹信介の新たな旅立ちが始まる! 」。主人公・伊吹信介が“青春の門”をくぐり抜け、未知なる世界へと旅立つ“自立篇”。1950年、時はあたかも“砂川闘争”“売春防止法”などに揺れ動く戦後の闇の中。自分の生きる道を求めて故郷・筑豊を後にした信介は、早稲田大学に入学。貧しい学生生活の中で出会う様々な人々。一風変わった演劇部の緒方、新宿のインテリ娼婦カオル(桃井かおり)、ボクシング部の講師・石井、ヤクザの人斬り英治たち。信介を追って上京してきた幼なじみの織江(杉田かおる)。信介は、彼らとの付き合いの中で、愛に生きることの意味を問い、自分の進むべき道を模索していく。主人公・伊吹信介には、第1作に続き佐藤浩市。娼婦カオルには、桃井かおりが扮するほか、渡瀬恒彦、加賀まりこ、杉田かおる、特別出演の萬屋錦之介など豪華キャストが再び集結。これらの演技陣が魅せる重厚な人間群像の中に、青春の激しくも熱い魂の彷徨を力強いタッチで描ききるのは、前作で深作欣二と共同演出して話題を呼んだ蔵原惟繕。ボクシング指導として、元世界ジュニアフライ級チャンピオン・具志堅用高も名を連ねている。1982年1月23日豊橋東映。【サイズ:B2】【年代:1982年】