青春の門 東宝

吉永小百合/小林旭、仲代達矢、田中健、大竹しのぶ、関根恵子、藤田進、河原崎長一郎、井川比佐志、加藤武、藤岡重慶、藤岡琢也、小沢昭一

説明

セイシュンノモン トウホウ/原作:五木寛之。脚本:早坂暁。監督:浦山桐郎。筑豊に生まれ育った一人の少年の成長過程のロマンを追いながら、明治以来百年間、日本の近代化を支えるエネルギー源となって来た筑豊炭田の人間像の中に、日本人の心の原点と、朝鮮戦争を転機とした戦後の歴史の意味を探る。原作は五木寛之の『青春の門〈第一部・筑豊篇〉』。脚本は早坂暁、監督は脚本も執筆している「私が棄てた女」の浦山桐郎、撮影は「三婆」の村井博がそれぞれ担当。吉永小百合を中心に仲代達矢・小林旭、若手の田中健と大竹しのぶが揃う188分の大作。第1作は5億4800万円の配給収入を記録、1975年の邦画配給収入ランキングの第5位となった。次作「自立篇」がキネマ旬報ベストテン5位に入るなど評価も高く、興行的にもヒットしたが、原作者の五木と監督の浦山との間で、キャスティングや内容描写で意見が衝突し、第3部は制作されなかった。こののち映像化がすべて「自立篇」どまりとなるジンクスの始まりとなるエピソード。1975年2月15日~3月14日豊橋西武東宝。【サイズ:B2】【年代:1975年】