説明
セイシュンノサテツ/原作:石川達三。脚本:長谷川和彦。音楽:井上堯之。監督:神代辰巳。石川達三原作小説の映画化。1970年安保後の若者の挫折感・虚無感や孤独を描く背景。日活ロマンポルノで名高い神代辰巳監督による初の一般映画作品。撮影は数々の日活作品でコンビを組んできた姫田真佐久、脚本に長谷川和彦、音楽に井上堯之という当時人気絶頂にあった主演・ショーケンこと萩原健一の意向が反映された布陣で製作。日ソ合作の大作「モスクワ我が愛」の併映ながら、斬新な神代演出と時代の閉塞感を体現した萩原・桃井かおりの演技により多くの支持を集め、同年のキネマ旬報第4位となり萩原は同誌の最優秀主演男優賞を受賞したが個人的には理解出来ない印象だった。1974年6月29日~7月19日豊橋西武東宝、併映「モスクワ我が愛」。【サイズ:B2】【年代:1974年】