説明
ジツロクシセツギンザケイサツ/脚本:神波史男・松田寛夫。技斗:日尾孝司。監督:佐藤純弥。実在のヤクザだった安藤昇の半生を基本に描く実録路線。戦後。三国人や米軍がのさばるようになった銀座にて博徒宇佐美義一(葉山良二)、退役兵である池谷三郎(安藤昇)、樋口勝(梅宮辰夫)、岩下敏之(室田日出男)らは、鬱憤を晴らすために「私設銀座警察」なる暴力団を結成。三国人が住む集落を襲撃した事件の後、退役兵である渡会菊夫(渡瀬恒彦)を鉄砲玉として銀座を仕切っていた中根兄弟(郷鍈治)との抗争に勝利し、銀座の裏社会の顔役となる。池谷と宇佐美がシノギのことで中国人(内田朝雄)と公団職員(田口計)が経営するキャバレー絡みの利権から内部抗争を起こし、「私設銀座警察」は暴力とSEXにまみれた破滅の道を歩んでいく実録巨編。貿易公団職員斉藤の公金横領を岡村文吾(佐藤蛾次郎)から聞き出した池谷は、斉藤を恐喝して五百万円捲き上げ、有楽商事株式会社を設立、銀座は次第に宇佐美の手から池谷へと移っていった。それを黙認する宇佐美ではなかった。宇佐美は、樋口、岩下(室田日出男)と相談、渡会を使って池谷を殺害することを決意。渡会は、池谷の内妻・善江(中村英子)が経営する旅館に忍び込んだが、突然の喀血で失敗。反撃に撃って出た池谷は、岡村、小野たちを引きつれ、宇佐美たちを襲撃。命乞いをする宇佐美に唾を吐きすてた池谷、銀座は彼の独壇上となった。ある日、池谷は舎弟分関(小林稔侍)と恋人京子(藤浩子)の結婚式に出席した。その時、生きのびていた渡会の拳銃が、池谷に向けて火を吹き子分(中田博久)共々安藤を殺す。勢いを戻した葉山と梅宮だったが警視庁は、戦後初めての大々的な暴力団狩りに踏み切り、梅宮たちは有金はたいて遊びまくって逮捕され、渡瀬も吐血して死亡。かくて私設銀座警察は壊滅する、殺伐とした展開で実録路線に浪漫はない。中国人の福山(内田朝雄)が天ぷら油に手を入れられて揚げられた後、豚小屋での豚に喰われるシーンは2018年の「孤老の血」の冒頭シーンにオマージュとして使用されている。1973年7月3日~17日豊橋東映、併映「温泉おさな芸者」。【サイズ:B2 豊橋東映ポスター他3種類】【年代:1973年】






