説明
ギャングタイGメン/脚本:但馬栄。音楽:河辺公一。監督:深作欣二。深作欣二監督第6作はギャング映画。選びぬかれた7人の札付き野郎!仕事は暗黒街全滅作戦! 7人のならず者が、警視庁の密かな命令を受けてゲリラ部隊を編成。7人の職業は、やくざ上がりの運送会社社長(鶴田浩二)、ボクサー崩れのバーのマスター(富田仲次郎)、自動車泥棒(砂塚秀夫)、金庫破り(曽根晴美)、ゴロツキ刑事(織本順吉)、殺し屋(梅宮辰夫)、少年院帰りの若(千葉真一)と、一癖も二癖もある面々。使命は暴力団の資金源を探り出し、それを壊滅させるという暗黒街全滅作戦だった。スリルとアクションに富んだギャング映画の傑作。ベテラン刑事・尾形(加藤嘉)は、三立興業の元幹部、嫌がらせを受けて運送店を閉めたばかりの東島(とうじま)鶴田浩二、酒場を立ち退かされた前田(富田仲次郎)など、かつて自身が更生させた元ギャングたちを集め、そこに暴力事件を起こした刑事・野口(織本順吉)を加え、ニセの新興ギャング組織を仕立ててのゲリラ捜査「Gメン作戦」を計画。仇討ちのために東島を殺しに来た黒木(梅宮辰夫)が仲間に加わったほか、東島の異母弟・修(千葉真一)が東島の忠告に逆らい三立興業に潜入。三立興業のボス・辰村(丹波哲郎)は、捜査を邪魔するのに東島の婚約者・明子(佐久間良子)を人質に取り、スパイと見破った修を殺害。三立興業の資金源はニセ洋酒の密造であることが明らかになり、密造酒工場となっていた港の倉庫を突き止める。Gメンの1人・五郎(曽根晴美)の裏切りにより三立興業の子分たちに囲まれ、爆薬を仕掛けた倉庫の一室に閉じ込められる。口封じのため三立興業に撃たれた五郎は改心し、瀕死状態で倉庫の鍵を開けたすえ絶命。東島たちは脱出に成功する。東島たちと三立興業は銃撃戦となり、Gメンはひとり、またひとりと命を奪われていく。東島たちは倉庫に残された密造酒を使った火炎瓶を発案して危機を脱し、到着した警官隊の助力もあって辰村を倒した。1962年11月3日~10日豊橋第一東映、併映 片岡千恵蔵「お坊主天狗」。1963年2月6日~12日銀座東映、併映「髑髏銭」。1963年5月19日~22日南東映、併映「祇園の暗殺者」。1969年12月13日~19日豊橋東映、併映若山富三郎「五人の賞金稼ぎ」。【サイズ:B2】【年代:1962年】