鞍馬天狗

東千代之介/美空ひばり、月形龍之介、千秋実、丘さとみ、円山栄子、沢村国太郎、原健策、加賀邦男、吉田義夫、明石潮、片岡栄二郎、堀正夫、高松錦之助、有馬宏治、加藤武彦、

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説明

クラマテング/原作:大佛次郎。脚本:結束信二。音楽:鈴木静一。監督:マキノ雅弘。東映版東千代之介主演「鞍馬天狗」シリーズ最終作にしてカラー・ワイド版の美空ひばりと共演で巨匠マキノ雅弘演出。新選組が勤王志士をかたり御用金名目の強奪を働いたり、放火をしたり勤王派を追い込む為庶民を泣かせる。天狗は半年ぶりに京都へ戻り新選組と対立するが鞍馬の火祭で遂に新選組と向かい合う。黒姫吉兵衛に千秋実、近藤勇が月形龍之介、沖田総司が原健策、土方歳三が沢村国太郎、桂小五郞に加賀邦男、隼の長七が吉田義夫、越後獅子に丘さとみと加藤武彦(花房錦一)。千代之介天狗は甘くて美空ひばりといちゃついてばかりで、何かというとピストルを撃つのが欠点だし覆面は冒頭の登場場面だけ、フアンに顔見せ意識なのか甘いマスクはラストまで続く。千代之介天狗は庶民の味方としての魅力に乏しいのが絶対的な「鞍馬天狗」シリーズをモノに出来なかった理由か。アラカン天狗の場合、ピストルは脅しだけで優しいムードが溢れていた。役者の違い。この映画には爽快感に欠けるし、折角月形龍之介の近藤勇が登場するのにチャンバラもないのが最大の欠点。1959年2月3日~10日豊橋第一東映、併映「母と娘の瞳」。1959年8月26日~9月1日銀座東映、併映「お役者文七捕物暦蜘蛛の巣屋敷」「風小僧狐火屋敷」。1959年12月6日~7日二川銀映、併映「コタンの口笛」「少年探偵団」。1960年11月14日~17日南東映、併映「大菩薩峠完結篇」。【サイズ:写真ニュース&スチール写真】【年代:1959年】