説明
ニホンキョウカクデン シラハノサカズキ/脚本:中島貞夫・鈴木則文。音楽:斉藤一郎。殺陣:谷明憲。監督:マキノ雅弘。高倉健の大ヒットシリーズ「日本侠客伝」シリーズ第6作。千葉県銚子の博徒外川一家は、親分の死後解散、若親分正一郎(菅原謙二)を助け堅気な運送業を始め、順調に繁昌。元一家の幹部であった根占(天津敏)も新しく運送業を開業、ことあるごとに外川運送と衝突した。健さんが病気の女房藤純子の療養を兼ねて外川運送で働くことになる。彼は人の好い仲間や、もと外川組の代貸江夏(大木実)やその妻澄子(松尾嘉代)、長男の一男などと触れ合って美しい人情に感動。悪らつな根占は合併という口実で外川運送を乗っとろうと企み、策を弄して運送業を独占を企む。根占はホステス夢子(宮園純子)と付合う外川運送の芳造(長門裕之)を身内に引き込み、外川方トラックを転覆させ、運転手を死亡させる。更に好色な根占は、江夏の妻澄子まで犯し彼女は自殺。怒った江夏は、今は食堂の調理をやっている大五郎(伴淳三郎)と二人で、根占一家に斬りこんだが、多勢に無勢逆に返り討ち。ある日、菅原謙二は健さんを呼んで東京に戻るように勧めたが、正一郎が単身殴り込む決心を知る健さんは、病院で純子に別れを云って槍をかかえて殴り込む。天津の子分に楠本健二・加藤浩・永山一夫。菅原の身内は女房三島ゆり子・砂塚秀夫・植村謙二郎。漁師の元締めに清水元・原健策。タイトルと殴込みに流れる主題歌「白刃の盃」「~やると決めたらどこまでも俺がやらなきゃ誰がやる。何も云うなよこれから先は、俺が選んだこの道だ。どこで果てようと悔いはない~」は名曲となる任侠映画全盛時代の佳作。1967年1月25日~2月13日豊橋東映、併映鶴田浩二「博奕打ち」。1967年7月12日~14日銀座東映、併映「男の勝負仁王の刺青」。【サイズ:ロビーカード&スチール写真】【年代:1967年】